ストレートネックについて

６月に入り、蒸し暑い日が多くなりましたね。

季節の変わり目は寒暖差が激しく、自律神経が乱れやすい季節です。

食事や休息をしっかりとり、梅雨を乗り越えましょう！

今月は「ストレートネック」についてお話します。

現代病とも言われているストレートネック。

本やテレビで見た、聞いたという方も多いのではないかと思います。

まずストレートネックとは？

本来、人間の首の骨は緩やかに湾曲した構造になっています。

首の骨が湾曲している理由は、頭の重みをうまく分散し、支えるためです。

しかし、長時間うつむいた姿勢（パソコン作業やスマホの使用、読書）を続けることにより、首に大きな負担をかけ、湾曲が次第に消失します。

右の図の様に湾曲がなくなり、首の骨が真っ直ぐになることから「ストレートネック」と言われています。

ストレートネックになると首や肩周囲の筋肉の緊張が高まり、血流の低下を起こします。

そのため首の痛みや肩こり、頭痛、吐き気などの原因になることがあります。

ひどくなると、手のしびれや握力低下といった症状に繋がる可能性がありますので、早めに治療されることをお勧めします。

ストレートネックの方に対しての当院の治療法は、理学療法士とのリハビリ、温熱・低周波などを用いたリハビリ（物理療法）、注射、内服薬の処方があります。

実際に治療を受けている患者様から「肩こりが楽になりました」、「もう痛み止めは飲まなくて大丈夫です」などと嬉しい声をよくお聞きします。

治療方針は患者様のライフスタイルを考慮し、一人一人に合った治療を提供しますので、もし首の痛みや肩こりでお困りでしたら一度ご相談ください。

今回はストレートネックについてお話しましたが、腰や膝、手や足など他部位の症状についても診察可能ですので、ぜひご来院ください。

スタッフ一同、皆様が笑顔で元気な生活を送れるお手伝いを致します。

最後に、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、以前の生活へと戻りつつあることを感じます。

当院では、引き続き患者様に安心してご来院頂けるよう、スタッフのマスク着用、消毒、換気など感染防止に努めて参ります。

何かございましたら、遠慮なくスタッフまでお声かけください。

看護師　津田